タコ足配当、会社の利益分配だけでなく、会社の今まで稼いできたストックから配当金を出すことです。
通常の配当とは違うタコ足配当を見分ける方法と実例をまとめてみました
配当とタコ足配当
会社の利益を株主に還元する方法、事業拡大して利益を上げる、自社株買いをして流通している株数を減らし1株当たりの価値を高める、などありますがその1つに配当金分配があります
日本の企業では1年に1回か2回、利益に応じて株主に配当しています
その期間にあげた利益だったらいいのですが、なかには配当金原資が、その期間の利益では賄えきれないくらいの配当を出す会社もあります
それがタコが自分の足を食べることもあることになぞらえ「タコ足配当」と呼ぶことがあります
タコ足配当は配当性向で簡単にわかる
通常の配当に比べ、タコ足配当の場合、企業の資産を取り崩すので、成長力低下や将来の減配無配の可能性が高まるリスクを通常の配当以上に感じることにもなります
ではタコ足配当なのか?通常の利益配当なのか?を見分ける方法を見ていきます
これは簡単にわかります
キーワードは 「配当性向」
配当性向100%超えはタコ足配当
と覚えておけばわかりやすいかと思います
配当性向=「1株当たり税引き後利益」÷「配当金」
でわかります
会社四季報にも
1株当たり利益、配当金が載っているので確認できます
タコ足配当まとめ
タコ足配当は以前「毎月分配型ファンド」でよく見られていました
基準価格ベースで年利20%超えなど信じられない利回りを実現
それは資産の取り崩しで例えば10000円の投資額のうち100円を分配すると基準価格が9900円になる、基準価格が下がる分を返すだけで、ファンド利益からではないんで実質利回り0%
基準価格は右肩下がり、でも分配は高額・・・
ただこれは行政から待ったがかかり現在は実質利回りの表記がされ投資家にはわかり約なってきました
株式投資のタコ足配当はよく見ないとわからないこともあるので注意が必要です